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古文とは
​古文とは

古典は古文と漢文両方のことを指していますが、どちらかと言えば皆さんが点を取れなくて困っているのは古文でしょう。古文は細かい文法、紛らわしい単語、複雑な敬語から構成されており、本当にむずかしい科目だと思います。現代国語の場合は、好きな作家の文章や身近なテーマが出題されて点のとれる時も時にはあるし、漢字が好きな人や「三国志」が好きな人は、漢文が身近に感じられて何となく問題文の意味が分かり、カンで解けることもまれにはあるでしょう。

 しかし古文はなんとなく答えは書けても、なかなか点にならない科目です。こう見てくると国語で安定して点の取れる科目はないことになります。だから大半の高校生は国語の出来不出来は運みたいなものだと諦めているようです。そして実はご両親の中にも、そう考え、諦めている方も多いのです。昔「国語なんか勉強しても無駄だ」と言って、生徒がニルに来るのに反対したご父兄がおられました。


 このように皆が諦めて国語の勉強をしなくなってきています。しかし国語が大学受験科目からなくならないのですから、対策を考えなくてはならないし、対策が見つかれば他の皆が勉強しないぶん、大きく差をつけることができます。そして安定した点が取れて簡単に差をつけられるのが古文なのです。

古文で問われるのは単語力、文法力ですが、これは英語と同じです。つまり古文を国語としてみるのではなく、語学としてみるべきなのです。古文を語学としてみるなら「勉強しても無駄」とは言えないはずだし、英語同様、勉強の有無によって大きな差が生まれるのも当然でしょう。そして古文の文法に強くなると漢文もわかるようになります。

ニルでは基礎の反復練習を通して、問題文を厳密に読み取る力をつけるよう指導しています。教材は「竹取物語」「落窪物語」「源氏物語」を主に使用して文法力を養います。夏以降は、入試問題を使用した演習へと移ります。詳細は説明会でお話しましょう。

やる気のある人、大歓迎!

基礎古文
​講座紹介〜基礎古文〜

文法事項に忠実に問題を解く

ニルで古文を受講する方に、最初に受けて頂く講座です。この講座では最初の2回の授業で、用言、助動詞、敬語といった古典文法を網羅的に学習し、その後は「竹取物語」を題材としたニル独自のテキストを使用して、実践・応用力をつけていきます。学校では約1年かけて、気長に文法を学ぶ場合が多いようですが、ニルでは2〜3回の授業で古典文法を身につけ、文法事項に忠実に問題を解く練習を繰り返していくため、登場人物の心情や作品の背景といった予備知識がなくても問題を解くことが出来るようになり、安定して得点することが出来るようになります。受験古文はフィーリングではなく、理詰めで解くことが求められており、その基礎をこの講座で培って頂きます。

中級古典
​講座紹介〜中級古典〜

「源氏物語」を通して、古文力を高める

この講座では、基礎古文で身につけた古文の基本的な文法を応用して、さらに難度の高い古典の名作「源氏物語」を基にしたテキストで問題演習を行います。基礎古文では詳しく扱わなかった、より細かい文法事項を学習するとともに、古典文学で題材とされがちな古典常識も学習していきます。また、「源氏物語」では複雑な敬語がたくさん出てきますので、このレベルの文章に慣れていただくことで、受験古文で必ず問われる主語判断に関しても実力を伸ばすことが出来ます。このクラスを修了すると、古文単語500語、入試で必要とされる文法事項の9割を学習したことになります。漢文に関してもこの時期から平行して学習することをおすすめします。

私大古典
​講座紹介〜私大古典〜

私大の問題形式を熟知して、確実に得点できる実力をつける

9月以降は志望校別の講座になります。私大古典では、早稲田、上智を中心とした私大の過去問を使って授業を進めます。私大の古文は基本的に択一問題ですので、文法事項や入試問題ならではのテクニックを基に解釈問題の択一問題を解く練習をし、また各校各学部の特徴を把握する事のできるような授業内容となっております。また、センター試験を受ける方のための対策も授業内で行ないます。

東大古典
​講座紹介〜東大古典

東大の問題形式を熟知して、確実に得点できる実力をつける

9月以降は志望校別の講座になります。

東大古典では、東大の過去問を使って授業を進めます。東大の古文は記述形式の問題のため、採点ポイントを意識して解答を書くことが重要です。そのためには品詞分解をして助詞・助動詞・動詞などの意味を正確に訳出することが必要になってきますが、東大古典の授業では、そのテクニックを記述問題の添削を通して教えています。正確な分析力を身につけ、入試最高レベルの古文・漢文問題を実感してもらうような講座内容となっております。また、センター試験を受ける方のための対策も授業内で行ないます。

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